144/430MHzアマチュア無線用デュアルモービルアンテ
MS3000A ¥オープン
MS3000A
施工中その2。#NATEC #アドオンラジアル pic.twitter.com/25HLWUagCT
— jf5sim (@jf5sim) July 20, 2024
144MHz/430MHz(アマチュア無線)対応モービルアンテナです。
高周波特性に優れるSMA型コネクタ採用 接栓:SMA-P
全長:約389mm/重量:約50gの軽量コンパクト設計です。
144MHz~146MHz:1/4λ
430MHz:1/2λ
THLCシリーズ・MRLP144併用
アドオンラジアルを接続し、設置環境に合わせて周波数の調整が可能です。
1/4λのアンテナに取り付けるだけで全長1/2λとして動作します。細かな周波数調整が必要な場合は、SWR計等をご使用ください。
形式 |
144~146MHz:1/4λ 430~440MHz:1/2λ |
周波数 | 144~146MHz 430~440MHz |
利得 ※1 | 2.14dBi |
用途 ※2 | モービル用 |
入力インピーダンス | 50Ω |
耐入力 | 50W |
電圧定在波比 ※3 | 1.5以下 |
接栓 | SMAP |
全長 | 約389mm |
重量 | 約50g |
※1 公称 ※2 マグネット基台G1000SH又は、SMAアンテナ接栓付ケーブルTHLCシリーズとの併用を推奨致します。 ※3 下記測定条件 |
144~146MHzが空中線形式:1/4λとなり、設置環境により影響を大きく受けるので一定の条件にて測定をする(電圧定在波比:1.5以下)
疑似筐体(1m角の金属板)中心に設置したマグネット基台G1000SHにMS3000Aを接続した状態で測定
※ 疑似筐体周辺には障害物が無い状態
※ 同軸ケーブルは可能な限り直線にする
MS3000Aは144MHz帯が1/4λ型の為、車体へのアースが必要ですが、オプションのアドオンラジアル(THLCシリーズ・MRLP144)を取り付ける事により、アースは必要無くなり完全に絶縁された車のボディ・ガラス面でも動作するようになります。
又、アドオンラジアルの効果で1/2λとして動作しますのでの効率良い運用が可能です。(アースが不完全でV.SWRが思うように下がらない場合も大きな効果があります。)
アドオンラジアルを取り付ける事により、デュアルバンドアンテナの周波数調整がバンドごとに出来ない点を補う事もできます。
一般的なデュアルバンドアンテナは、運用周波数にピタリと合わせたい時にエレメントの伸縮にて周波数調整ができます。
しかし、144MHzの周波数調整をすると、430MHz帯も周波数が変化してしまいます。
MS3000Aはエレメントで144/430MHz帯、アドオンラジアル長の調整で144MHz帯のみ変更が可能です。
又、アドオンラジアルの設置場所・高さ・角度・曲げ方を変化させて144MHz帯の無線機側から見たインピーダンスを50Ωに近くなるよう調整する事も可能ですので、測定器をお持ちの方はご自分の設置環境に合わせて納得するまで調整する事も可能です。
共振周波数が低い場合は、アドオンラジアル全長を短くする事により周波数を上げる事も可能です。
カットする前に上図のように先端の方を結んで電気的に短くしたのと同様の動作をさせて、確認する事を推奨致します。(共振周波数が低い事を確認)
注意:形状記憶合金は直線状に戻るように記憶していますが、限界を超えて鋭角に曲げるとその状態を記憶してしまいますので直径6cm程度にとどめて下さい。
MS3000Aからラジアルを遠ざけると(角度を大きくすると)インピーダンスが上がる方向に動きます。
430MHzはそのままハンディトランシーバにMS3000Aを取り付けて使用可能ですが、144MHz帯はラジアルを接続する事で、使用可能となります。(弊社ハンディ用ラジアルリングをご使用ください。)
又、アンテナとラジアルは約90°の時に50Ω近くになるような整合回路の設計がされていますので、モービル用アドオンラジアル(MRLP144)を推奨致します。(垂れ下がらない形状記憶合金のラジアル)
併用を推奨しているマグネット基台G1000SH並びに、SMAアンテナ接栓付ケーブルTHLCシリーズはSMAJ(アンテナ取付側)はステンレス製シェルを採用しております。
万一、高負荷(アンテナを取り付けた状態で壁に引っ掛かる等)がコネクタ部に掛かった際も真鍮製よりも割れにくく、曲がることでアンテナの落下を防ぎます。
上画像は同負荷を真鍮製とステンレス製のシェルに掛けた際の結果です。